三鍼法とは
三鍼法は、中国の名医である賈 馬志(か ばし)老師によって考案された秘伝の鍼治療法です。ここ日本ではただ一人、当院の名誉院長である林 義貢が賈 馬志老師によって三鍼法を伝授され、1980年よりむさし野治療センターで三鍼法による治療を開始しました。
中国・山西三針脳血管病病院にて 左から林 名誉院長・賈 馬志老師
三鍼法は一言でいえば、脳神経の画期的な治療法です。しかも患者様に肉体的、精神的苦痛を強いず、短時間で目を見張る効果を出すことが出来ます。鍼といえば、普通は十本、あるいは数十本用いて、一時間以上もの時間をかけておこなうものですが、三鍼法は文字どおり、三本の鍼によっておこなう鍼治療です。わずか三本の鍼で、しかもかかる時間は三分。場合によっては一分もかからないで、目を見張るような効果を出すこともあります。
適応症・効果
- 脳血管障害予防
- 脳血管障害機能回復
- 脳血管障害再発予防
- 片麻痺
- 言語障害
- 認知症予防・改善
- 気分障害(うつ病)
- 自律神経失調症
- 統合失調症
- 自閉症
- リウマチ
- 不安愁訴症
- アレルギー
- 慢性頭痛
- めまい
- 視力障害
- むち打ち症
- 坐骨神経痛
- 肩痛・腰痛・膝痛
- その他
三鍼法の脳梗塞・脳血管障害(脳血管疾患)・片麻痺・言語障害に対する総有効率は95.8%、初回の有効率は72.8%に達します。発病後3ヶ月以内だと、2、3回の治療で90%以上の結果を出しています。また、発病後10年以上経過し、車椅子利用者や言語障害が残った患者様でも、1サイクル10回を毎日治療して75%以上の結果が出ており、多くの方が社会復帰をし、家事等も出来るようになっています。
脳血管障害以外の症状でも、交通事故によるむち打ち症や四十肩・五十肩が6ヶ月以上治癒しない患者様や、不安愁訴症の患者様は原因が脳に関係していることが多く、三鍼法を併用すれば即解決することも珍しくありません。更に、うつ病や自律神経失調症・統合失調症といった精神疾患に対しても、三鍼法は驚異的な治療効果を上げています。
治療法
三鍼法治療を行う林 名誉院長
三鍼法は脳神経を中心に考えた治療法で、頸椎と内頸動脈を触診し、脳血管の異常を把握した上で、特殊な3本の中国鍼を用いて気血を正常化させる鍼灸治療を行います。当院ではこの三鍼法と、通常の鍼治療や灸・カイロプラクティック・気功を組み合わせ、患者様に最適な治療を施すことで症状を根本から改善し、再発を予防します。
数多くの難病を改善させた40年の歴史
むさし野治療センターは40年に渡り、病院や他の治療院から、『治療できない』と見放されてしまった多くの患者様の症状を改善させてきました。そうしたこれまでの実績が東洋医学界のみならず、西洋医学界からも認められたことで、講演の依頼が殺到し、林 名誉院長は世界中を飛び回ってきました。
世界中医薬学会連合会 第三期第二回理事会にて
林 名誉院長の出版記念祝賀会にて。第63代横綱 旭富士(9代 伊勢ヶ濱親方)と林 名誉院長
三鍼法の技術と歴史は、当治療センターの院長である井上二三に受け継がれ、今日では日本全国、ひいてはアメリカやロシア・ブラジルなど、遠く離れた海外からも三鍼法による治療を受けに患者様が来院されています。